ブログを開設してから建築の話がなかったので、今回は毎日ニュースで取り上げられている「構造計算書偽造問題」について書いてみたいと思います。
構造設計を子どもの頃から見てきて
私の父は構造設計をしているので、父が真剣に構造設計・計算と向き合っていることを幼い頃から知っています。
ですから、構造計算書に対しては、構造計算ソフトが「OK」を出したものは「構造上問題がない」ものだと思っていました。
(建築確認の審査機関も、そういう軽い気持ちで計算書をチェックしていたのでしょうか?)
というのも、多くの構造設計者は、計算上ぎりぎりOKの数値より、より安全な構造(柱や梁を大きくしたりする)で設計しているのではないかと思っているからです。
より安心できて、安全な建築をつくること
父は工事現場を見かけると「自分だったらもっと柱を太くするなあ」とよく言っていたものです。
建築士として、地震に強い建物を作ることは誇りであると思います。
人の生命を危険にさらすほどの建物を、あの建築士は作りたかったとは思えません。
でも、安全率を大幅に下げて、建物を建ててしまったんですよね。
どんな圧力がかかったとしても、それをしないように守っていくのが、建築士の仕事なのだと思っているのですが・・・。
このブログについて
このブログはみゆう設計室が2006年から書いてきたブログの過去ログを集めています。ブログ記事の「整理、リノベ、リサイクル」です!!
みゆう
家事が楽になる家を建てたい。子育てしやすい家を建てたい。 家が少し古くなって仕上げをきれいにリフォームしたい、中古の家をもっと暮らしやすくリノベーションしたい。また、これから中古物件を購入してリノベーションをしたいけれど、本当にリノベーションの方が良いのか、新築にしたら良いのか分からない。 そんな方に、住まいの見た目を良くするだけではなく、暮らし方を改善するためのご提案までできるのがみゆう設計室です。 いえづくりに関するお悩みはお気軽にご相談ください。
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