アアルトをめぐる旅
今回もアアルトの自邸です。
こちらはアトリエに面した、アアルトの部屋。
本棚のはしごが良い。
天井までの本棚にはしごを希望されたことがあったのですが
スペース的に難しくて断念したことがありました。
なるほど、こんな方法もあるか
と思ったはしご。
カーテンの奥がアトリエなのですが
アアルトはこっそりここに籠っては、梯子を上って2階のテラスに上がっていたそうです。
いいなあ、こういうの。
こちらは浴室。極めてシンプル。
手洗いはパイミオのサナトリウムでデザインしたもの。
トップライトをこの浴室と、浴室手前のドア前に設けています。
フィンランドは冬になると太陽が出る時間が短くなりますからね。
こうやって、太陽の明るさをできるだけ取り入れるようにしているのでしょうね。
こちらはテラス。
左側の扉が、アトリエ横のアアルト部屋から上がる扉です。
プランターもアアルトの花瓶のようなかたち。
テラスの庇が木製なのですが
部分的にこのような要素を組み込んでいるところもおもしろい。
次はキッチン。
中には入れなかったのですが、ガラス越しに撮影。
結構シンプルです。
コストをかける場所とかけない場所のメリハリを感じます。
素材にこだわる場所、それほどこだわらなくて機能的な素材にしている場所。
こちらは玄関。
玄関横は今アアルトミュージアムのオフィスになってます。
玄関とリビングの間、2階に上がる階段前のスペース。
こんなところに電話が。
・・・というところで
アアルト自邸の紹介はおしまい。
もっと紹介したい点もあったのですが
自分の設計を通して、また伝えたいポイントが出てきたら
写真をひっぱり出してきて紹介すると思います。
アアルトの自邸はヘルシンキにあるので
比較的訪れやすいですよ。
予約も不要ですので、ヘルシンキに訪れた方は見学オススメです。
このブログについて
このブログはみゆう設計室が2006年から書いてきたブログの過去ログを集めています。ブログ記事の「整理、リノベ、リサイクル」です!!
みゆう
家事が楽になる家を建てたい。子育てしやすい家を建てたい。 家が少し古くなって仕上げをきれいにリフォームしたい、中古の家をもっと暮らしやすくリノベーションしたい。また、これから中古物件を購入してリノベーションをしたいけれど、本当にリノベーションの方が良いのか、新築にしたら良いのか分からない。 そんな方に、住まいの見た目を良くするだけではなく、暮らし方を改善するためのご提案までできるのがみゆう設計室です。 いえづくりに関するお悩みはお気軽にご相談ください。
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