いつも暮らしに寄り添います~柚子の実る家

リビングダイニングから柚子の木がある庭を眺める

昨日は「柚子の実る家」の1年検査に伺いました。
外回り、内部、とても丁寧に家と付き合ってくださっている様子が分かりました。

調整する部分はありましたが、大きな問題もなく終了。

検査すべてが終わった後に奥様から「あまり久しぶりな感じがしませんでしたね!」と言われました。
あれ、私は久しぶりな感じがしてたのだけど・・・。

みゆう

主婦・母目線で住宅設計をしている女性建築士みゆうが書いています。
この記事ではリノベーションの設計をした「柚子の実る家」について書いています。

日常に「違和感」を持ち込まない

漆喰塗料の壁、天井もとてもきれいに維持されていました

分からないことがあるといつも相談してすみません、と言われましたが、それでいいのです!
住まいのことは「日常」にあり、気になることは毎日積み重なります。

設計をしていく上でも「違和感」や「気になること」はひとつひとつ解消して前に進みます。
心地よく、満足度の高い暮らしのためには、日常に「違和感」を持ち込まない。
もし「違和感」を感じたとしても、少しずつ自分たちで解消できるように住まいと付き合うチカラを身に着けると良いと思うのです。

住まいと付き合うチカラをつける

でもその家と付き合い始めて、特に最初の1年は分からないことがたくさんありますよね。
住まいと付き合うチカラをつけてもらうために、メールやお電話でお返事できることであれば、できる限りのアドバイスをしますし、手配をします。

実は設計の間もその「住まいと付き合うチカラ」を身に着けられるようにしています。
暮らしについて対話する中で、その家での家事の仕方、片づけ方、家族との距離感、住まいの変化や四季に対応できるようになっています。
おそらく、みなさん、気づかないうちに身についていますね!
新しい家に住み始めてから、みなさん、すんなり新しい暮らしに入っていますし、暮らしの変化も楽しんでいらっしゃいます。

いつでも相談できる存在

リビングダイニングの窓際
「久しぶりな感じがしない」と言われたので、困ったときには相談できる存在として寄り添えていたのかな、と勝手に喜んでおりました(笑)
みなさん、ご相談でメールをくださることもありますし、暮らしの報告をして下さることもあります。

メンテナンスのご相談は多いです。
それもご自身でメンテナンスをすることについて。

そうやって自分の手で家の状態を維持させることは、とても良いですよね!!
難しい方は業者さんに頼んで・・・というのももちろんOK。
メンテナンスのタイミングなども他人任せではなく、自分たちで「そろそろかな・・・」と感じられるようになるのも、「住まいと付き合うチカラ」をつけている証拠です。

そして、住まいとの関わり方を楽しんでいますよね。
四季を楽しみ、暮らしを楽しむ。

楽しんで暮らしている話を伺うと、私もとても嬉しいのです。
そうやって、ああ、何かあったときはみゆうさんに聞いてみよう、話してみよう、と思ってもらえる「暮らしに寄り添う存在」でおりますよ!!

「柚子の実る家」