大きな壁を乗り越えた、リフォームの本音

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今日はK様邸のリフォーム打合せ。

前回の打ち合わせで、「リフォームをする意味」を考えるための大きな壁を乗り越えられたK様。少し打合せの期間をあけて、ご家族で少し考えてもらう時間をとりました。そこでみつけられた答えから、提案をしました。

大胆にワンフロアを広く使う間取り

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マンションのワンフロアを大胆に使う間取りの提案です。

もう一案も気に入ってもらいましたが、比較して、私が良いと思う案を気に入って頂いて前にすすむことになりました。

今回、私もすごく学ぶことの多い「対話」でした。「要望」の中からかたちを作ってもしっくりこない。要望に合わせたかたちに対して、感動ももってもらえない。

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要望にあわせたかたちのはずなのに、暮らし方もフィットしない。

そこでどんな暮らしをしたいのか、という原点に戻り、話していく中でリフォームをする「意味」を少しずつ解きほぐしていきましたら、少しずつ、少しずつ、本音が見えてきました。

気付いてくれて、そして、正直にお話してくれて良かった。

その本音と、そこから見えた新たな暮らし方を考えたら、本当の要望が見えてきましたね。そこから、はじめて、私が提案できるのです!

シンプルだけれども可変性のある、自由度の高い住まい

そして、何が大事なのか、見えてくると、こだわっていたことが何なのか、実はあまり重きを置かなくてもいいものも出てきます。

そして、できたかたちが、これこそ、リフォームする価値のあるもの、という住まいになるのではないかなと思っています。工事が楽しみです。

そして、このリフォームのタイトルを「程良い距離感の家」としました。

シンプルだけれども可変性のある、自由度の高いお住まいです。K様、どうもありがとうございました。