映画や小説に出てくる、印象に残るインテリア

来週の土曜日、映画の中の、冬のインテリアについて語る会」と、クリスマスパーティを合わせて開催します。
その会の中では映画の中で見られる冬をイメージするインテリアについて紹介します。
映画では主人公の心情や立場を示すためのインテリアの表現がよく見られますね。
ありきたりな生活を示すための間取りやインテリアもあります。
テレビドラマはむしろその時期のトレンドであったり
少し憧れるようなインテリアも見られるケースが多いかな。
小物まで作りこんでいるドラマもありますね。

シングルファーザーが住む家「中学生円山」

今年見た映画の中で印象に残ったインテリアは
中学生円山、の中に出てきた、草彅剛演じるシングルファーザーの男性が住む家。
海の中のように仕上げた真っ青なインテリアでした。

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「花の降る午後」レストラン・アヴィニヨンのインテリア

映画についてはイベントの時にお話することにして
興味を持ってもらえるようなら「小説」に見られるインテリアについても
今度講座開いてみたいな、なんて思っています。
私にとって印象に残っているものは・・・
小説の中で印象に残っているのが、宮本輝さんの「花の降る午後」に出てくる
神戸、北野にある(とされる)レストラン・アヴィニヨンのインテリア。

「小さいおうち」の赤い屋根のおうち

あとは、少し前に読んだ、中島京子さんの「小さいおうち」で出てくる
上品なつくりの赤い屋根のおうち。
この映画、山田洋次監督が映画化するみたいですね。
小説の中での空間の表現がとても素敵なので
映画の中で目で見られる空間がどんなものになるか楽しみです。

言葉で空間をイメージさせる本

小説の場合は文字による表現の中でその空間をあらわすので、言葉によるイメージをかたちにさせる、その表現力が面白いのでしょうね。
映画にしても、小説にしても「空間」「インテリア」はほとんど表現されているのはずなのに
印象に残るかどうかは、
空間を印象づける表現かどうかという点だとは思いますが
そういう意味で上記の作品は空間から伝えたいことを表現している
そんな作品なんだなと感じます。
ストーリーにのめりこんで
その背景に全く興味を持たない映画や小説もありますものね。

「かもめ食堂」で出てくるカフェアアルト

カフェアアルト

今度のイベントでもとりあげる予定の「かもめ食堂」
昨年ヘルシンキに行ったときも舞台となったカフェには行きませんでした。
だって、日本人ばっかりよ、あなたは行かないの?と現地の人に言われたんだもん。
そう言われるとわざわざ行くこともないかな、と思うあまのじゃくです(笑)

かもめ食堂の映画の中で一番印象に残ったインテリアは
やはりヘルシンキのアカデミア書店の中にある
カフェアアルトでのシーンです。
ここは18年前にヘルシンキに行ったときも寄ったので
そのシーンを見た時に「あ、アカデミア書店だ!」と思ったからでしょうね(笑)
そんなお話もできたらいいなと思っています!