リアルな「場所」「空間」「人と人との関わり」の大切さを感じる

インターネットもSNSも発展し
共感する人とつながりやすくなりましたし
発信もしやすくなりました。
みゆう設計室のお仕事も
WEB上で共感してもらい依頼を受けることがほとんどです。
WEBの発信力が分かるからこそ
リアルな「場所」、リアルな「空間」、リアルな「人と人との関わり」が
もっと大切であることに気づきます。

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1年半前までは自宅事務所で仕事をしていましたが
皆が集まれる「場所」になるように
自宅と離れて事務所を設けました。
WEB上で写真や情報を伝えることはできるけれど
人と人との距離感、居心地の良い感覚などは
実際の空間で人と関わらないと分かりません。
情報として
おしゃれだ、素敵だ、かわいい
というような感覚を持たせる空間も良いと思いますが
その情報があふれていることで
リアルな空間を見られなくなることもあります。
よくあるのは・・・
家具のショールームやWEBカタログで素敵だなと思ったソファが
自宅に置かれたら妙に居心地が悪い
ということ。
そんな話を伺うので
リビングをどんな空間にしたいか、という話題の中で
「ソファって必要?」って聞くようにしています。
頭の中でリビングにはソファがあって
そのソファを囲んで家族の団欒が・・・
というイメージを持たれている方は多いようですが
3人掛けのソファひとつのリビングで、そのソファに一人が寝てしまったら
そこには誰も入り込むことができない、かもしれないんですよね。
何をもって団欒か、何をもってソファでのリラックスか
空間の広さ、天井の高さ、視線の通る位置なども含めて
トータルで考えてソファの必要性を考える必要があると思っています。
そんな私も自宅のソファは独占しますが(笑)
今、「場所」と「関わり」と「WEB」を通して
おもしろいことを始めようとしています。
WEBでの発信も、リアルな「場所」があれば
もっと面白いものになると思います。
ゆるいつながりの仲間がいてできること。
そんな「場所」づくり、とっても楽しみです。