アアルトをめぐる旅、アアルト自邸・ダイニング

フィンランドのアアルトをめぐる旅
アアルト自邸の続きで、今日はダイニングの写真を。

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日差しが強くて室内が暗く写ってしまいましたが
ここにはアアルトデザインではない家具と
アアルトのデザインした照明が融合されています。

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このダイニング、注目すべきは、うしろの家具!

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引戸なんです。
私たちには違和感の無いものですが
アアルトにはその機能とデザインがとても魅力だったのでしょうね。
白い家具の細い引手のデザインが美しいです。
右側の壁面に埋め込まれた大きな家具は
背面奥にあるキッチンからも出し入れできるようになっています。
引出も両方から出し入れできました。
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この奥の壁がまた面白い。
竿縁天井のように、布を貼った上に細い部材で止めているようです。
この自邸でも何か所か壁に布や麻のようなものを貼っています。
室内に自然な素材を、という思いをさりげなく取り入れています。
それも、部屋全体ではなく、壁一面、という使い方が多いですね。
その素材でべったり部屋を囲むと野暮ったくなるかもしれませんが
そのバランスがさすがです。
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ダイニングの奥にこのような台が置かれていました。
見たら思いますよね。
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アアルトのティートロリーに似ていると。
ということで、ガイドさんに聞いてみたら
先の写真の台はアアルトのデザインのものではないが自分は分からない
と言われたのですが、後で調べてみたら
イタリアで買われたもので、やはりこのデザインがティートロリーに影響しているとか。
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ダイニング奥のキッチンの中には入れませんでした。
この奥の通路から玄関・階段にもアプローチできます。
アアルト自邸の紹介が長くなってます・・・。
あとは個室群と外観などなど。
もう少し紹介しますのでお付き合いくださいませ。