森を望む家のWEB内覧会。
今回は「森を望むキッチン~ステンレス天板のオーダーキッチン」について紹介します。
このキッチンは勾配天井で、トップライトからやさしい光が入り込みます。
昼間は電気がついているのとよく勘違いされます。
このトップライトは北側を向いているので
あまりきつい日差しは入り込みません。
ステンレスでハードな雰囲気の天板のキッチンではありますが
ステンレスの天板に壁の羽目板や
森がうつり込むこともあり
あまりハードに見えないステンレス天板キッチンです。
こちらは、いつもオーダーキッチン制作の際にお世話になっている
神戸スタイルさんにお願いしました。
Kさまは設計を依頼される前から
キッチンの本を読まれるのが大好きだと言われていて
いくつもキッチンが掲載された本を見せてもらい
気に入っているスタイルを教えてもらいました。
その中で、中心となった項目は下のようなものでした。
・収納は引出や扉でクローズされず、全てオープンに。
棚やかごを自分で工夫しながら収納していきたい。
・機能的なステンレスのキッチンが良い。
・天板の高さは90cm(高め)
そのかわり、シンクは深く。
・大きい食洗機を設けたい。
・壁や棚にフックなどをかけられるようにしたい。→壁向きのL型キッチンをご要望
(ぶら下げる収納、壁の棚の上にお鍋などのOPENな収納)
・水栓はシンプルな長いレバーのもので。
このキッチンデザインは楽しかったです。
具体的な要望と、将来的な使い方への可変性
コストをかける部分とかけない部分が明確ですし
使い方のビジョンが明確でしたから。
オーダーでキッチンを作りましたが
「カウンターの下は、コストダウンできるならどんな素材でも良い。」
ということでしたので、家具を作る際のベースの箱をそのまま露出させています。
通常は扉が入るL字入隅の回転収納かごも
扉無しで施工してもらっています。
意外と入れやすくて良いかも。
と、私も勉強になりました。
Kさまのお手持ちのお鍋を。
シンクは既製品では深いものがないので
サイズを指定して制作してもらっています。
通常のシンクだと前板でシンク側面を隠していますが
今回は裏側もきれいに制作できたので全て露出して
カウンターのすぐ下にはタオルなどもかけられるバーを1本。
これがシンク下をよりすっきり見せるラインとなっています。
今回は「壁にもお鍋やボウルなどを置ける棚が欲しい」
ということで、壁付かつL字のキッチンのデザインとなりましたが
ご要望でなくても、キッチンからも森を見えるようにしたいな
というように思っていました。
それを叶えるプランのお住まいを作りだせたことがまた嬉しいのです。
このブログについて
このブログはみゆう設計室が2006年から書いてきたブログの過去ログを集めています。ブログ記事の「整理、リノベ、リサイクル」です!!
みゆう
家事が楽になる家を建てたい。子育てしやすい家を建てたい。 家が少し古くなって仕上げをきれいにリフォームしたい、中古の家をもっと暮らしやすくリノベーションしたい。また、これから中古物件を購入してリノベーションをしたいけれど、本当にリノベーションの方が良いのか、新築にしたら良いのか分からない。 そんな方に、住まいの見た目を良くするだけではなく、暮らし方を改善するためのご提案までできるのがみゆう設計室です。 いえづくりに関するお悩みはお気軽にご相談ください。
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