今建てられる木造住宅の多くは、910mmモジュールの関東間で建てられています。
もちろん、メーターモジュールなどを取り入れる場合もありますが
流通している建材は関東間向けのサイズが多いので
コストを下げるためにもベースを910mmモジュールにすることは多くなります。
この910mmモジュールの廊下というものは意外と狭い。
家族が集う家、ではスパンは950mmにしました。
基本的に動線が短い住まい、となると
廊下があまりできないものなのですが
それだけでなく、狭い廊下が長くあると風通しも悪くなりますし
廊下や部屋が暗くなる原因にもなります。
廊下の面積を少なくする
ということから、私がプランニングする住まいは比較的
「廊下が少ない」
ものが多くなっています。
◆ 意味のある空間で、個室をつなぐ
意味のない廊下は「無駄なスペース」という感じが否めませんが
意味のある廊下は有効な空間になるのです。
意味のある廊下
廊下の有効利用の具体例のひとつ、デスクコーナーです。
今、ダイニングに家族共有のファミリーデスクを設ける事例が増えていますが
個室まわりの廊下を広げてデスクを設けるデザインもよく採用されます。
寝室や、子ども室は寝るだけの部屋にしたい
というときにはかなり有効だと思います。
お母さんのちょっとした家事スペースに。
お父さんの残業スペースに。
お子さんの宿題スペースに。
温熱環境だけ整える必要はありますが
個室のある階にもワークスペースとして家族の共有空間が生まれます。
このブログについて
このブログはみゆう設計室が2006年から書いてきたブログの過去ログを集めています。ブログ記事の「整理、リノベ、リサイクル」です!!
みゆう
家事が楽になる家を建てたい。子育てしやすい家を建てたい。 家が少し古くなって仕上げをきれいにリフォームしたい、中古の家をもっと暮らしやすくリノベーションしたい。また、これから中古物件を購入してリノベーションをしたいけれど、本当にリノベーションの方が良いのか、新築にしたら良いのか分からない。 そんな方に、住まいの見た目を良くするだけではなく、暮らし方を改善するためのご提案までできるのがみゆう設計室です。 いえづくりに関するお悩みはお気軽にご相談ください。
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