USJの「壁」

USJの壁

先週末、子供と一緒にUSJに行ったのですが、これぞハリウッド!という写真を一枚。

この写真の場所は毎年恒例の巨大クリスマスツリーが置かれる場所で

「ニューヨークストリート」

というそうです。

ここは1930年代のニューヨークだそうですが、あくまでも「ユニバーサルスタジオ」はハリウッドの映画の世界。

映画や写真で「本物らしく」見えれば、それは映画を撮影する「スタジオ」になるわけです。

この「ニューヨークストリート」に関して、公式HPでは次のように書いています。

書き割りで作られたマンハッタンの街並みは、まさにハリウッドの職人芸!正面の建物はニューヨーク公立図書館、左の円錐型の建物は映画『メン・イン・ブラック』(メン・イン・ブラック:1997年 アメリカ)にも登場したグッゲンハイム美術館です。

USJ公式HPより

いやあ、どう見たってこの建物は「絵」でしょう。

・・・と思うのですが、写真で見ると結構奥行きを感じますよね。

なるほど・・・。

そこで、「ニューヨーク公立図書館」と「グッゲンハイム美術館」の
本物の位置関係を調べてみたのですが、
「ニューヨーク公立図書館」はミッドタウン・サウスに
「グッゲンハイム美術館」はセントラルパーク付近にあるそうです。
実際、この写真の場所のように隣り合って建っているわけじゃないんですよ。

まあ、東京のガイドブックに
「浅草」と「東京タワー」の写真を合成したもの
なんかがあるかもしれませんけどね~。

ディズニーランドは「夢の国」を「夢の国」らしくリアルに完成させていますが、
USJは「映画」を撮影する世界をリアルにすればいいんですね。

写真の場所が「気持ち悪い」といつも思っていましたが
今日こういう風に書いてみて「これはリアルな映画の裏舞台」として
成立するものなんだなと思ったりしちゃいました。

偽装するニッポン 公共施設のディズニーランダゼイション [ 中川理 ]

↑学生時代読んだ本です。