今現在使いやすい収納を考える打合せ~ナチュラルモダンな家2018

リビング家具収納の図面修正

「ナチュラルモダンな家」のO様邸の工事を行ったのが2015年5月頃。
(もう、そんなに経つのですね・・・)

昨年、O様より2015年当時には制作しなかった箇所の造作家具のご依頼を頂きました。

以前の家で使われていた家具を当面は使用されていたのですが、それでは不足する収納を新しい家具で補います。
それも前の時に想定して計画していたので、デザインもスムーズに入れました。

昨日の打ち合わせでほぼ内容が決まり、現在、図面を修正しております。

みゆう

主婦・母目線で住宅設計をしている女性建築士みゆうが書いています。
この記事では3年ぶりの設計をした「ナチュラルモダンな家」について書いています。

使いやすい収納とは

O様ご夫婦とお子さまとのかかわり方、家事の仕方、収納の仕方など2015年の段階でたくさんお話をしていました。
当時は少し余白もつくり、家族のライフスタイルに合わせて変化させることも一緒に考えました。

そしてその家で暮らした数年間の間に、使いやすさや収納への意識もレベルアップ!!
お手持ちの収納ケースや使ってみたい収納をO様から教えて頂き、リストアップしてみました。
収納に使いたい既製品のリスト
ここに書かれている収納ケースはどのご家庭でもよくつかわれます。このリスト、今後も役立ちそう。

既製品収納をスペースの無駄なく配置できると収納量が増えますし、見た目もすっきりします。
ポイントは自由度が高いこと。
これらの収納ケースは基準になるだけで、100均の収納ケースでも対応できます。

無印良品は長く同じサイズの収納ボックスを扱っているので、買い足しができることで人気です。
IKEAはシンプル・良デザインでお手頃価格なので人気ですね。
このほかにもカインズホームやニトリの収納もよく話題に上がりますよ。

暮らしながら、住まいを変化させる楽しさ

新築にしても、リノベーションにしても、その工事を行うことが暮らしの最終形態ではありません。
家族のライフスタイルも変わりますし、それに合わせて「物」の量も使い方も変わります。

子どもの成長段階によって、収納する人が変わります。
大人だけで管理できる時期と、子どもに任せることで自立を促す時期があります。

だからこそ、暮らしながら住まいを変化させると、その時期に使いやすい状態で生活できます。
「あと数年我慢しようかな」という積み重ねが、家事ストレスになることもありますから。

頻繁に使うものを使いやすい場所に。
いつも収納に悩むものの定位置を作り、でも他の用途になっても対応できる収納をつくる。

今現在使いやすい収納がある家こそ、家事ラクの住まいなのだと思います。

造り付け収納って高いのでは?

キッチンの奥に収納を設けます

O様邸の場合は、既にご自身で使い方を考えた造作家具収納を使われています。
お友だちには「とても素敵だけれども、造り付け収納って高いのでは?」と言われるそうです。
でも、暮らしにジャストフィットしてインテリアの統一感を出せること、そして造ってくれた人の顔を知っている(既製品の場合は分かりませんよね!)ので、困ったときや改修したいときは相談できる。そんな安心感を考えると造作家具の方がいいな、という話をして下さいました。

もちろん、既製品家具で対応可能な場所に関しては、それが使いやすいか否かのご相談を受けることもあります。

考えていると早くこの家具が欲しい、と言われるO様のために図面修正頑張らねば!
もう少しお待ち下さいね!!

ナチュラルモダンな家