暮らしに寄り添う積み重ねが住まいのデザインに

今日は一日お休みを頂いておりました。
たまには丸々一日、ママの顔で。
今週末は大阪N様邸の造作家具取付。

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こちらはデザインを考えたときのラフスケッチですが
これをベースにした水回りの収納も仕上がってきます。
明日は納品前チェックに行くので楽しみです。
ツイッターで他の建築士の方と話題にあがったことなのですが
「希望にこたえた住まいをつくる」
というのは、
ただ単に言われたそのままに作る
のではなく
建築主の暮らしと向き合って、暮らしに寄り添うことで出てくるデザインのことだ、ということ。
それは意外と、言われたそのままのカタチからは大きく離れることもあります。
そうなんです、素直に要望や、住まいの夢をまとめていくと
言われたそのままのカタチにおさめきることはできず
噛み砕いて、噛み砕いていくと
それはシンプルなカタチになっていきます。
それに加え、設計に携わる中で私が気にしている点は
「不快、不満に感じること」
を極力避けること。
最初は不満に感じることも、きちんと解釈することで納得した答えになることもありますし
不快に感じるものがある場合は、それを取り除くことで
これからの長い暮らしでの、不快の蓄積を無くすことができると思っています。
すごく小さなことなので
気付けないこともありますが
出来る限り気をつけたいと思っています。
私と建築主さんとは
設計、工事が終われば、あとは頻繁なお付き合いはなくなります。
設計期間、楽しい家づくりをすれば終わりのようにも見えます。
しかし、家は、建築主と長い時間関わり合うことになります。
そこに、蓄積されるであろう、不満を残すわけにはいきません。
建築主さんの暮らしに寄り添うこと。
ほんの小さな気遣い。
それの積み重ねが住まいのデザインなのかな、と思っております。

2 COMMENTS

YAMAMOTO

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HPのフレンチのお家を拝見しました!
住む「人」の事を考える・・・。当たり前のようで本当に大事なことだと思います。
とても素敵なお家ですね♡

みゆう

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> YAMAMOTOさん
コメントありがとうございます!
当たり前のことなんですけど、気遣いって結構難しいですよね。
自分の思い込みを押し付けてしまうこともあると思いますし。
フレンチナチュラルなリノベーション、とても素敵なお住まいになりました。
どうもありがとうございます。

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