4時間日照とインナーガーデン

ベランダガーデニング

これは我が家のDK(ダイニングキッチンというか、食事室らしいですけど)の
一部に設けられたインナーガーデンです。

たいそうに書いてますが、要は窓際に花台・デッキを置いて、
ベランダに置いていた植物を家に入れてあげただけなのですが・・・。

我が家は多分築30年くらいのいわゆる「団地」という感じの建物です。

今まで実家を除いて、昭和50年代頃に建てられた「団地」の日当たりの良さを立地の良さ、共有スペースのゆとりには感心させられました。

冬至の4時間日照

たまたま、勉強中(1級建築士)のテキストを読んでいたとき
当時は住宅の配置計画や整備目標についてのガイドラインとして
団地の住棟間隔に「冬至の4時間日照」という基準を定めていた、ということを知りました。
(本当は、学生のとき勉強してたんですけどね、すっかり忘れてました・・・)

南面に窓を設け、風の通り道をつくり、快適な住環境を・・・

ってあたりまえのことが、都市生活の中では難しい条件になっているんですよね。

南面開口の家が意外と少ない

近年新築のマンション、そして分譲住宅では、この「冬至の4時間日照」を確保できる家は、「値段が高い家」となっていると思います。
マンションは特に住戸数を確保する必要があるので、南面開口の家が意外と少ないですよね。

家を作っている人たちも忘れがちになっているような気がするのですが
やっぱり太陽からの恩恵をしっかり受けられる家は快適です。
法規やデザインに惑わされず、快適な暮らしを提供していきたいと感じさせてくれた花たちでした。