初回ご提案~実施設計完了「キッチンを囲む家」

初回ご提案から設計契約に至りました、今回のこの設計のタイトルを「キッチンを囲む家」にしようと思います。

ぽかぽか日が当たるダイニングキッチン。
この空間を囲んで家族の笑い声が聞こえる、そんなイメージを感じています。

M様、楽しい家づくりをしていきましょうね。

みゆう

建築士事務所を営み、住まいの設計をしている女性一級建築士「みゆう」が書いています! この記事では「キッチンを囲む家」の家づくりの過程を過去ブログからピックアップして掲載しています。

初回ご提案から設計契約

提案模型
2012年3月25日。今日は神戸M様邸の設計契約となりました。

前回提案した図面の中で採用して頂いたものを少し手直しして今日はお持ちしたのですが、あらかた方針は決まってきました。

まだ私自身もM様ご夫妻のお好みや暮らしのイメージがつかみ切れていない部分もあるので、少しずつ、少しずつ感じられるようお話を進めています。

水回りの提案準備

2012年4月1日。「キッチンを囲む家」、神戸M様邸の住宅設備機器の提案資料のためにHDCのショールームめぐりをしてきました。
ユニットバスの提案その1。

M様の好みもまだつかめていないので、なんとなく・・・の提案なのですが。
この提案がお好みに対して「合っている」のか「合っていないか」を知るためのベースとなります。

お客さまによっては、最初から「これが好み!」と言われる方もいますが、打合せを重ね、いろんなお話をする中で少しずつ好みが明確になっていく方もいらっしゃいます。

私はデザインを押し付けることはしません。
私が提案するデザインの中でも、そのご家族にとって「好き」か「嫌い」か、「使いやすい」か「使いにくい」かを伺ってデザインを固めていくようにしています。

お客さまとのショールーム打ち合わせの時間を短縮する方法でもあります。
そうしないと、なかなか決まらなくて、お客さまも疲れてしまいますからね!

住まいのイメージを少しずつ読み取る

住まいの夢を綴るノート
2012年4月8日。今日は神戸M様邸の打合せ。基本設計もあらかたまとまってきました。
先日、住まいの夢を綴るノートをM様にお渡ししました。

少しずつ切り抜きを集めてもらったり、暮らしの事を考えて頂いたりしています。
空間構成はまとまってきましたので、あとは素材感をサンプルなどで少しずつお伝えするようにしています。

そして、今日は住宅設備機器、暖房熱源の提案なども。

まずはいくつかのメーカーでたたき台を用意しました。
少し予習して頂いて、次はショールームで実際のものを見てもらいます。

大切なことは、最終的に「やっぱりこれを選んで良かった。大好き。」と思える住まいになること。

その道筋をつくること。
好きなものを建築主さんから引き出すこと。
それも設計者の仕事なのだと思っています。

地盤調査

地盤調査
2012年5月17日。今日は神戸M様邸の地盤調査。結果はどうでしょう・・・。
図面も描き進めています。
細かい「使い方」などの内容はまだ残っていますが、それらが決まった時にすぐに図面化できる準備を。

M様もご夫婦でいろいろ暮らし方を考えてくださっています。

もうすぐ実施設計完了→工事見積

キッチンを囲む家初回提案模型
2012年6月17日。今日はキッチンを囲む家、の打合せ。

内容も決まり、修正と不足分の実施設計図書を描きあげて、工事見積もりに入る段階となりました。

今回は、空間のコンセプト、間取りは最初の提案でばちっと決まったのですが、素材感、色合い、空間のイメージを建築主のM様ご夫妻から感じ取るのに
少し時間をかけました。

不思議なことにそうやってお話していく中で、私の中にもM様のお住まいの素材感や雰囲気が理解できてきました。

あとは、工事をしていく中で迷いなく前に進めるようにサポートしていきたいと思っています。

「キッチンを囲む家」の概要