収納と家具は可変性のあるもので。

以前セミナーでパネリストとして参加した時
子供用のランドセルを収納する場所を
リビング周りなどにつくってあげるという話がありましたが
ランドセルを使わなくなったときのことをどう考えていますか?
と聞かれました。

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こちらは玄関横にランドセル、学用品(絵の具道具、習字道具など)を
入れることのできる収納を設けました。
収納と言っても、中は可動棚収納です。
用途をしっかり決めて収納を作ってしまうことは
将来的な使い方に対応できない可能性があるので
私はあまり好んでいません。
あえて、ランドセルを置ける場所、書類を置ける場所
という指示をする理由は
そこに住まれるご家族が、収納の使い道をひとつ知っておいてくれることで
収納の考え方の幅が広がり
収納が使いやすくなると思っているからです。
なので、収納の多くは、可動棚。
ランドセル、という言葉を書いているからと言って
必ずしもそのような使い方をするとは限らないと思っています。

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こちらは以前、インテリア相談からはじまって
インテリアコーディネートをさせてもらったものですが
キッチン背面収納を制作しました。
シンプルな作りの収納ですが
やはり手持ちの家電はすっきりおさまり
家具がぴったりすっきりおさまるのはオーダーならではだな、と感じました。
内部は可動棚で入れるものはその都度変えていけると思います。
家のつくりも可変性がある方が家族の暮らしの変化に対応しやすいですが
収納も可変性が必要であると、私は思っています。