家づくりの不安や迷いを払拭していくこと

今日は森を望む家のK様と打合せ。
現場が始まると設計で決めたことの確認と
変更する部分の調整、発注前の確認をしていきますが
この時に意外と迷いが出てくるものです。
納得して設計で決めていても
その空間を見て、素材のイメージが少し変わったり
迷っていたけれど確信したりするものもあります。
また、
「そこは気づかなかったけれど、この機能は必要だった」
とか
「やっぱりこの収納に〇〇を入れたいのだけど寸法的にどうだろうか?」
という点が出てくることがないか
話のなかから読み取るようにして
確認してから最終発注に至るようにしています。

できれば設計通りに家づくりは進めたいものですが
プロである設計者は空間が見えていても
一般の方は建物のカタチが見えて、暮らしのカタチが見えて
初めて具体的なパーツや機能に気づいたりするものです。
家ができてから、こうすれば良かった・・・
と後悔するより
作っている途中に気づく方がずっと良いと思います。

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写真は大阪N様邸で使用したガゲナウの食洗機。
森を望む家でも同じ食洗機を使用します。
また、ガゲナウのIH調理器なども入るのでとても楽しみです。
キッチンに関しても、一番最初のコンセプトにぴたっとおさまるデザインに戻り
最終形に至ることになりました。
今日の打合せでは迷われていた分を解決したので
発注につなげていきましょう。
いろんな要望やイメージを
整理して家のカタチにしていくのが設計者の仕事です。
すとーんとキレイに整理されると
わたしもすごくさわやかな気持ちになります。