IHって本当に便利?

家を建てるとき、建築主さんたちはたくさんの情報を集められると思います。
たくさんの夢を抱えて、いざ、設計を…、となると
夢の通りにならないことがたくさんあるでしょう。
その「夢」をできる限り実現させるのが、建築士の仕事であります。
今はいろんな情報誌、インターネットなどによって
たくさんの新商品の情報(というより、広告)を知ることができます。
でも、家作りで重要なのは、生活にそれが必要か、否かを判断することにあるでしょう。
便利・キレイなそのアイテムが自分たちの生活に必要か不要か、
重要なんだけどその判断をする事はとっても難しいんですよね。
最終的には建築士が夢を整理するとしても
「夢をあきらめる」ことにならないように、必要なものをしっかりセレクトしましょう。
話はタイトルの「IH」に変わりますが
今は安全・機能を考え「IH」にしたい、と言われる方が多くなっています。
今はだいぶ使いやすくなった「IHクッキングヒーター」ですが
基本的には土鍋が使えません。
(IH専用土鍋というものがあるそうですが…)

以前、設計時に「土鍋は使えませんよ」と説明したにもかかわらず
引渡しをしてから「土鍋が使えないじゃないか!」と言われた建築主さんもいます。
設計時に「短所」などを前もって説明しても、
家作りでテンションが高まってしまうと、心に留まらなかったりするものです。
また、「IH」で火加減がわからなかったり
「炒め物」の仕方が変わってやりにくかったりする場合もあります。
便利・安全、の言葉に夢ふくらんでつけた「IH」にがっかり、というのはイヤですよね。
私が思うのは、若い方は新しいものに慣れるのが早いので
特にお子さんが小さいご家庭なんかはオススメです。
でも年輩の方や、機械に弱い女性なんかは、今まで使っていた形に近い
ガスコンロなんかを使ったほうがいいような気がします。
なぜそう思うかというと、
家を建てた時、というのは、気持ちは高ぶるけれど、環境は変わるし、
引越しやら手続きやら忙しく、気をつかうことも多いです。
そしてそのような状況が続くと体調を崩したりすることが多々あるからなのです。
特に年輩の方の引越しには、体調管理に特に気をつかうよう
そして無理をしないようにお願いしています。
家作りは長く住む家のことを考える必要がありますが
入居すぐに具合を悪くしてしまったら元も子もないので
そんなことも考えながら「アイテム」を選ぶ事をオススメします。
困った時は建築士さんに相談しましょう。